じゅんじゅん SCIENCE
パフォーマンスシアター「水と油」のメンバーとして活動してきた高橋淳が、マイムの身体的手法・技術にとどまらず、そこから生まれる身体の可能性を探求することを目的に2006年に設立。”身体と空間との対峙”という観点から、視覚を超え、意識や感覚に濃密に訴えかける作品を追求する。これまでの主な作品として『サイエンス・フィクション』(こまばアゴラ劇場/2007)、『アリス』(吉祥寺シアター/2008)、Monochrome Circus(京都)とのコラボレーション作品『D_E_S_K』(アトリエ劇研・こまばアゴラ劇場/2009)など。2010年には東京国立近代美術館「建築はどこにあるの?7つのインスタレーション」会期中に建築家・内藤廣氏の作品「赤縞」内にてスペシャルダンスパフォーマンスを行うなど、その活動は多岐に渡る。また、『迷路のつくりかた』演出・振付(北九州芸術劇場/2007)、TSミュージカルファンデーション『Diana~月の女神』(演出/謝珠栄)振付など外部への演出・振付活動や、ワークショップ活動も国内外問わず積極的に行っている。
2007年 横浜ダンスコレクション 『瞬きの音』審査員賞受賞
2010年 文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてベルリン(ドイツ)に滞在。
髙橋 淳
日本マイム研究所にてマイムを学ぶかたわら学生時代よりコンテンポラリーダンスを始める。1995年にパフォーマンスグループ「水と油」を結成、以後国内・海外問わず精力的に公演活動を行い高い評価を得る。2006年に水と油がカンパニーとしての活動休止を宣言した後はソロプロジェクト「じゅんじゅんSCIENCE」を立ち上げ、マイムのテクニックをベースにしつつもより抽象的な動きや振付に特化したダンス作品を製作・上演している。2010年の文化庁新進芸術家海外研修を終えて以降はダンスにおける音楽性という観点からクリエイションを行うことが多く、「ダンスが純粋なるダンスのまま観客に届く」ことを追求し続けている。